【2018年6月版】プレゼンテーション共有サービス『Speaker Deck』の使い方
2018年6月4日にGithubがMicrosoftに買収されたニュースが世間(主にIT界隈の人たち)を賑わせていますが、実は当ブログで解説記事を投稿した以下のサービスに関してもひっそりと大きな変更がありました。
なんと当ブログでも使っていたプレゼンテーション共有サービス「Speaker Deck」の運営会社がGithubからFewer and Faster社に移り、デザインが劇的に変わりました。また、スライドもモバイルから見やすくなる対応が入ったようです。サイト全体のデザイン変更に伴い前回撮ったキャプチャがほぼ全て使い物にならなくなってしまったため、まだ把握しきれているわけではありませんが簡単な違いも含めて新しい記事として今回再度ご説明させて頂きます。以前のデザインやSpeaker Deckの基本的なサービス内容を知りたい方は前回の記事をご参照ください。
Speaker Deckにログインする
サイト全体が黒を基調としたものから白ベースのデザインになりました。ログインやアカウント作成への導入は以前と同様右上にボタンが配置されています。また、Githubのアカウントを持っていればすぐにログインできるのも変わりません。
ただ、アカウント作成画面の右下に「このサイトキーは非表示のキャプチャで無効になっています。」と書かれたreCAPTCHAのダイアログが見えるのですが理由は不明です...。
スライドをアップロードする
タイトルバー右上の「Upload a deck」からアップロード画面に移動します。
アップロード画面では点線のエリアにファイルをドラックアンドドロップするか、クリックしてファイル選択ダイアログを表示することでPDFをアップロードします。スライドだけではなく投稿フォームもモバイル対応したようで、全体的に縦に長いデザインとなりました。CSSデザインには主にBootstrap 4が使われているようです。
タイトルを決める
公開するかどうかの選択はチェックボックスから「Draft(下書き)」「Published(公開)」ボタンに変わりました。
日本語タイトルの場合スライドのURLがローマ字になるのは前回と変わらないようです。URLにこだわりがある場合は以下のようにスラッシュの後ろにURLにしたい文字列を指定してください。
サンプル
https ://speakerdeck.com/yakumobooks/sanpuruサンプル / Sample
https ://speakerdeck.com/yakumobooks/sampleスライドを共有する
スライド自体に埋め込みURLやシェアボタンがつきました。シェアボタンはFacebookボタンが欠けた状態で表示されるので今現在不具合があるかもしれません。また、スライドのURLにリクエストパラメーター「?slide=1」がついたことでページ指定でスライドを埋め込んだりシェアできるようになりました。(以前からできていたらすみません)
スライドを管理する
アカウント名のプルダウンにある「My decks」で投稿したスライドの一覧を表示できます。公開されていないスライドにつくマークは「PRIVATE」から「DRAFT」に変更されました。
「DRAFT」のものはURLを入力しても見ることはできません。前回はNot FoundページにGithubのマスコット「Octocat」が表示されましたが、現在はシンプルに「見つかりませんでした」と表示されます。
OctocatはSpeaker Deckに大々的に出ていたわけではありませんが、マスコットが去ってしまうのは少し寂しい気もします。
さて、簡単な変更点は以上となりますが、当然ですが埋め込みURLは以前同じものが利用できますので今回の更新で既存の記述に影響はありません。Githubの買収に関しては自分には影響はないだろうと思っていましたが、まさかのSpeaker Deckの移管とデザイン変更で非常に驚きました。運営元が著名で信頼のあるGithubから変わってしまいましたが、このタイミングでデザインを変えるだけではなくモバイル対応するなどスピード感のある戦略を取っていますので、今後も期待して見守っていきたいと思います。